ぼくらの昆虫記

ぼくらの昆虫記

ボクラノコンチュウキ

講談社現代新書

テントウムシやミノムシなど身近な昆虫たちの意外な謎とおもわぬ発見の数々!好奇心と感動あふれる虫たちへの讃歌。

虫は出会うもの──昆虫少年は自分から虫を捜し求めてゆく。小さい頃の僕は、近所で採れるカミキリムシを大体、空で覚えていた。……そして大人になった今でも時々、虫を捜しに外に出る。一方、僕の生徒である中、高生達にとっては、小学生時代のカブトムシ採りの体験などはさておくと、虫は捜すものではなく出会うもの。その偶然の出会いの中で、「これは何だ」という好奇心が、突然産声をあげることがある。そんな彼らの興味や疑問につきあってみると、僕にとっても今まで見えなかった虫の一面、いや虫を見る人間という生物の一面が見えてきたように最近思う。──本文より


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目次

●虫へのまなざし
●ミノムシの成虫を捜す
●テントウムシって幼虫はいるの?
●ゴキブリ飼育日誌
●舌の上のセミ
●セミとスカラベ
●聖なるフンコロガシ
●フン玉づくりの謎
●ミッシング・リンク
●カマキリは宝石だった

書誌情報

紙版

発売日

1998年06月19日

ISBN

9784061494053

判型

新書

価格

定価:726円(本体660円)

通巻番号

1405

ページ数

222ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介