国際テロネットワーク

国際テロネットワーク

コクサイテロネットワークアルカイダニネラワレタトウナンアジア

講談社現代新書

1994年、ビンラディンは爆弾テロ専門家をフィリピンに送り込んだ――
アルカイダの進出戦略 地元テロ組織との連携 9・11の悪夢はアジアから始まった!

国境を越えて根を張るネットワークの全貌!なぜテロはやまないのか?その答えが本書にあります。

2000年1月、マレーシアの首都クアラルンプール――
とあるマンションの一室で、アルカイダの関係者8名が鳩首会談を開いていた。ここで、9・11の最終謀議は行われた。……その中に皆から親しみを込めてハンバリと呼ばれていたインドネシア人がいた。本名はリデゥアン・イサムディン。この男こそ、バリ島テロ事件を起こした広域テロ組織ジェマー・イスラミア(JI)の最高幹部である。アルカイダの最高機密会議に、東南アジアの広域テロ組織JIの最高幹部が同席していた――両者の深い関係は疑う余地もない。とうとう東南アジアがアルカイダの悪の温床となってしまった。東南アジア地域が拠点にさえならなければ、アルカイダが国際テロネットワークへと変貌を遂げることも、あるいはなかったかもしれない。――<本書より>


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目次

第1章 変化するアルカイダ
第2章 アルカイダの東南アジア進出
第3章 東南アジアのアルカイダ系テロ組織
第4章 テロの資金源
終章 国際テロネットワークと向きあう

書誌情報

紙版

発売日

2006年01月20日

ISBN

9784061498235

判型

新書

価格

定価:814円(本体740円)

通巻番号

1823

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介