花ごよみ

花ごよみ

ハナゴヨミ

講談社学術文庫

花がきらいという人に出会ったことはない。古来この国の山野、池沼、路傍、水辺、町のなかに見出される花が好きだし、殊に日本の秋の野に咲くさびしい花が好みに合う。私の格別に好きな花は『古今和歌集』という文芸の余情を帯びている。言葉の綾というものが美しくまとい付いている花…。美しい日本の四季を彩る花づくし132章。古今東西の花にまつわる詩歌について蘊蓄(うんちく)をかたむけた好著。


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目次

1 春
2 夏
3 秋
4 冬

書誌情報

紙版

発売日

1994年09月05日

ISBN

9784061591417

判型

A6

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

通巻番号

1141

ページ数

310ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

’87年6月に平凡社より刊行

著者紹介

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