プラトン

プラトン

プラトン

講談社学術文庫

古代ギリシアにあって「哲学」を学問として大成したプラトン。イデア論を基底におくその理想主義哲学は、西欧の哲学思想にはかりしれない影響を及ぼした。荒廃したアテーナイを揺籃に形成されたプラトンの思想は、倫理的徳目、政治、国家、宇宙論等々、広範にわたる。理想的国家・社会の実現を目指しつつ、生涯を研究と教育に捧げたプラトンの思索の真髄を著作の中に読み解いた絶好のプラトン入門書。


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目次

●1 プラトンの生涯
・1 古き所伝
・2 「第7書簡」
・3 ペロポネーソス戦争
●2 プラトンの思想――いわゆるプラトニズムを中心として――
・1 否定
・2 恋
・3 イデア以前
・4 イデア論
●3 プラトンの思想と現代
・1 バーネット・テイラー説
・2 イデア論放棄問題
・3 結び
●4 プラトンの著作
・1 著作概観と解説
・2 抜粋翻訳
  1 ソクラテスと哲学のプラン
  2 魂と恋
  3 詩人批判
  4 政治批判
  5 イデアへの道
  6 イデア論の成立
  7 イデア論の行方
  8 人生論的な言葉

書誌情報

紙版

発売日

1997年03月10日

ISBN

9784061592742

判型

A6

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

通巻番号

1274

ページ数

410ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

「人類の知的遺産」シリーズ7の『プラトン』(’82年小社刊)

著者紹介

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