スペイン内戦

スペイン内戦

スペインナイセンセイジトニンゲンノミカンノドラマ

講談社学術文庫

ファシズム台頭への不安、共産主義革命への期待の中、1936年、クーデターに端を発し、勃発した内戦。国家間の貪欲なエゴ。正義と人類愛に燃える若者たち。55カ国、4万人におよぶ海外からの大量の義勇兵。苛酷極まる闘いに、彼らはなぜ身を投じたのだろうか。義勇兵で結成されたスペイン国際旅団に視点を据え、世界を震撼させた人間と政治の壮大なドラマを描き出す。


  • 前巻
  • 次巻

目次

プロローグ
1 もう1つのオリンピック
2 国際義勇軍部隊の誕生
3 第5連隊の創設
4 緒戦の推移
5 スペイン不干渉委員会
6 ピレネーを越えて
7 革命の都市(まち)、バルセロナ
8 国際旅団の誕生
9 初陣――マドリード防衛戦
10 後続の国際旅団の誕生
11 ハラマ河の戦闘
12 グアダラハラの戦闘
13 ゲルニカ
14 国際旅団の休息
15 バルセロナの市街戦
16 ブルネテの戦闘
17 唯一の日本人義勇兵の戦死
18 テルエルの攻防戦
19 エブロ河の決戦
20 国際旅団の解散、帰国または亡命
21 スペイン内戦の終結
22 第二次大戦と元義勇兵たち
23 第二次大戦以降――アメリカとイギリスを中心にして
エピローグ

書誌情報

紙版

発売日

2003年07月12日

ISBN

9784061596061

判型

A6

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

通巻番号

1606

ページ数

336ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

底本:1992年(福武書店刊)『スペイン国際旅団の青春―スペイン内戦の真実』を底本とした。

著者紹介

製品関連情報