
人類の進化史
ジンルイノシンカシ
- 著: 埴原 和郎

500万年前、二本足で直立歩行する猿人が出現し、現代のヒト(ホモ・サピエンス)へと至る遥遠な進化の旅を始めた。著者は、形質・環境・遺伝学等にわたる広汎な知識と卓越した推理力で、20世紀に達成された数々の発見や研究を検証、進化と滅亡を繰り返したヒトのドラマを鮮やかに描出する。進化の謎解きの面白さで魅了しつつ、人類が向かうべき方向をも示唆した労作。
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目次
第1章 サルからヒトへの関門(~500万年前ごろ)
第2章 生き残りをかけた猿人たちの選択(500万~100万年前ごろ)
第3章 文化に目覚めたヒトの予備軍(250万~23万年前ごろ)
第4章 直立したヒト、アフリカを出る(170万~20万年前ごろ)
第5章 少しずつ見えてきた現代人への道すじ(60万~23万年前ごろ)
第6章 氷期に適応したネアンデルタール人(20万~3万年前ごろ)
第7章 多様化していく現代型のヒト(20万~2万年前ごろ)
第8章 集団移動と混血をくり返しながら(3万~1万年前ごろ)
第9章 ついに太平洋を越えて(4万年前ごろ~)
第10章 進化に学ぶヒトの未来
書誌情報
紙版
発売日
2004年11月12日
ISBN
9784061596825
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1682
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:本書は2000年10月、小社より刊行された『人類の進化‐試練と淘汰の道のり』を底本とした。