人物アメリカ史(上)

人物アメリカ史(上)

ジンブツアメリカシ

講談社学術文庫

コロンブス、フランクリン、リー将軍……
伝記で読むアメリカの歴史

アメリカはどのように形作られてきたのだろうか。
大陸発見の道筋を切り開いたコロンブス、ピューリタンの新天地建設をめざしたウインスロップ、独立宣言を起草したフランクリンやジェファーソン、インディアン連合を組織しアメリカと戦ったテカムセ。巧みな構成、自由な語り、多彩な人物の伝記を並べ綴るおもしろさ抜群、魅力あふれるアメリカ史。

歴史家にふさわしい研究課題は人である。伝記的方法を採用することによって、歴史研究は生気を与えられる。この方法を選ぶ理由は簡単である……人々は人々に興味を抱くものだから。歴史は人々に関心を寄せるし、また、寄せねばならない。歴史をひとつづきの伝記と考えることによって、人生そのものと同じように血湧き肉躍る歴史書を書くことができるようになる。――<本書「まえがき」より>


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目次

第1章 クリストファー・コロンブス
     誤解が生んだ新大陸発見の栄誉
第2章 ジョン・ウインスロップ
     ピューリタン植民地建設のディレンマ
第3章 ベンジャミン・フランクリン
     独立戦争を勝利したもっともアメリカ人らしいアメリカ人
第4章 トマス・ジェファーソン
     アメリカン・デモクラシーの象徴
第5章 テカムセ
     史上初のインディアン連合を組織した天才
第6章 キット・カーソン
     フロンティアの夢が生んだ西部の英雄
第7章 フレデリック・ダグラス
     逃亡奴隷の見た南北戦争
第8章 ロバート・E・リー
     敵からも称賛された南軍の悲劇の名将

書誌情報

紙版

発売日

2007年08月11日

ISBN

9784061598331

判型

A6

価格

定価:1,595円(本体1,450円)

通巻番号

1833

ページ数

520ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

底本:1989年、新潮社刊、新潮選書『人物アメリカ史』(上)を底本とした。ただし、新潮社版では原書第二版を使用しましたが、今回学術文庫版では第七版を使用し、登場人物を一部入れ替え。

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