
禅語散策
ゼンゴサンサク
- 著: 田上 太秀

挨拶 血脈 投機 面目 行雲流水 日日是好日……
日常に息づく禅の世界
挨拶とは、心で心を読むことである――。日常語になった禅のことば、著名な禅語の一つ一つに、人生の機微に触れる深い意味が込められている。人としてのあり方を示す禅語があり、さとりの風光をあらわす語句がある。活路を見出す教えがある。禅とは自己の本来性に目覚めることを教えるもの。禅のこころを生き生きと味わうための、「読む禅語辞典」。
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目次
第1章 日常語となった禅語
人間関係に関する語
人間のあり方に関する語
建築、用具に関する語
宗教・文化に関する語
その他の日常使われる語
第2章 覚えておきたい有名な禅語
禅とは何か
禅はいかにして伝えられたか
さとりの風光とはどんなものか
禅者の生活はどのようなものか
禅はいかにして教育するか
第3章 禅問答から生まれた禅語
活路を開く
素直に受け取る態度
実感は体験にある
ほんものとは何か
書誌情報
紙版
発売日
2007年09月12日
ISBN
9784061598355
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
1835
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:本書の原本は、1987年東京書籍から刊行された『東書選書』