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流離譚 上
リュウリタン
- 著: 安岡 章太郎

父親を主題に名作「海辺の光景」を書いた安岡章太郎が、土佐の安岡一族のルーツを遡って、幕末の藩士達に辿り着く。その1人安岡嘉助は文久2年、蕃の参政吉田東洋を刺殺、脱藩、天誅組に入って京に上るが、志半ばにして刑死する。(上巻)日記や書簡を手掛かりに、自分の実感を大切にしながら臨場感あふれるスリリングな語り口で、歴史のうねりに光を当てる長篇歴史小説。日本文学大賞受賞。全2冊。
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書誌情報
紙版
発売日
2000年02月10日
ISBN
9784061982000
判型
A6
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
520ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は1988年1月、岩波書店刊『安岡章太郎集8』を底本とした。