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流離譚 下
リュウリタン
- 著: 安岡 章太郎

戊辰戦争で死ぬ藩士を軸に安岡一族の歴史を書く長篇
安岡文助の次男嘉助は天誅組に入り京都で刑死するが(上巻)、一方長男覚之助は勤王党に関わって、入牢、出獄の後、討幕軍に従って戊辰戦争に参戦、会津で戦死する。戦いの最中に覚之助が郷里の親族に宛てた書簡を材に、幕末維新の波に流される藩士らの行く末を追って、暗澹たる父文助の心中を推し測りつつ物語る。土佐の安岡一族を遡る長篇歴史小説。全2冊完結。
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書誌情報
紙版
発売日
2000年03月10日
ISBN
9784061982031
判型
A6
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
560ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は、「安岡章太郎集 9」(1988年2月岩波書店刊)を底本とした。