江戸の芝居絵を読む

江戸の芝居絵を読む

エドノシバイエヲヨム

江戸文化の粋と美意識を伝える芝居絵
歌舞伎のことがわかれば、芝居絵は生き生きと輝いてくる。芝居絵の世界に心を遊ばせれば、見たことのない江戸歌舞伎の舞台が、役者が見えてくる。――歌舞伎研究・芝居絵研究の第一人者がいざなう“江戸の芝居”と“芝居絵”の世界。
カラー図版72図、モノクロ図版160余図収録


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目次

●芝居絵――その多彩な内容と魅力
●芝居小屋と興行――歌舞伎誕生/芝居小屋の内を見る/正徳5年の江戸三芝居
●役者に憧れる――「大小の舞」を舞う若衆役者/山本花里の照手の姫/『絵本舞台扇』/「役者舞台之姿絵」/役者の似顔絵――7代目片岡仁左衛門の場合
●芝居を楽しむ――「忠臣蔵」/「先代萩」/不破・名古屋の狂言/宮城野・信夫の敵討ち狂言/江戸の初春狂言/歌舞伎十八番物語の暫・助六・不動/狂言を絵でたどる
●絵の背後に広がる――名古屋山三郎物語絵巻の世界/初春の摺物の絵を読む/<知>の領域 極楽の芝居と盛り場の幻想/三猿・白魚・長縄―大川をめぐる断章

書誌情報

紙版

発売日

1993年11月24日

ISBN

9784062066907

判型

A5

価格

定価:3,204円(本体2,913円)

ページ数

282ページ

著者紹介