日本の敗因

日本の敗因

ニホンノハイインレキシハカツタメニマナブ

いまこそ、真実を知り日本再生の大変革を!!
「無能な秀才」を中枢に置くシステムが、日本を敗戦に追い込んだ。50年後、またしても同じ敗因によってもたらされた経済敗戦。この「日本のシステム」を葬らねば、今後もあらゆる分野で敗戦は続く!!

勝った戦争にも敗けたかもしれない敗因が秘められている。敗けた戦争にも再思三考すれば勝てたとの可能性もある。これを探求して発見することにこそ勝利の秘訣がある。成功の鍵がある。行き詰まり打開の解答がある。これが歴史の要諦である。戦後50年にして、日本経済は世界を制覇しつつあった。(中略)
しかし日本人は、この予想外な大成功の原因をよく考えてもみなかった。僥倖(ぎょうこう・予想外のしあわせ)の積み重ねにほかならないことを理解しなかった。(中略)
大艦巨砲主義と歩兵の吶喊(とっかん)で日露戦争に勝った。これと同じ方法で勝てると思ったところに大東亜戦争の敗因がある。日本を経済超大国へのし上げた日本型システムが、今も通用すると思ったところに経済敗戦の原因がある。──「まえがき」より抜粋


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目次

第1章 「敗因」は腐朽官僚制(ロトン・ビューロクラシー)にあり
第2章 真珠湾(パールハーバー)攻撃に始まった日本の「敗因」
第3章 ヴェンチャーであった「ゼロ戦」
第4章 勝てなかった日本のシステム
第5章 歴史に学ばなかった国の悲劇
第6章 戦後も脈々と続く「敗戦のシステム」
第7章 戦後日本経済に吹いた「神風」の正体
第8章 どうすれば勝ち残れるのか

書誌情報

紙版

発売日

2000年01月24日

ISBN

9784062100373

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

336ページ

著者紹介