悪なんて知らないと猫は言う

悪なんて知らないと猫は言う

アクナンテシラナイトネコハイウアクトヒトノユウガナテツガク

悪は醜い?悪は善のなりそこない?
だとしたら人はなぜ悪に魅かれるのか。
猫になりたかった教授がこの世の悪を哲学する。哲学教授のしなやかエッセイ。


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目次

・この世の悪は神がつくった?
・食べることと罪悪感
・恋する人とストーカー
・「ダメ」なことの中身
・悪人はどこにいる?
・美に魅入られて悪をなす
・「異界の人」の落とす影
・悪と自由は双子なのか
・善と悪は手を携えてやってくる
・ペシミストの言い分を吟味する
・望みの扱いにくさについて
・破壊へ、異世界へ誘われる人間

書誌情報

紙版

発売日

2001年09月10日

ISBN

9784062107167

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

208ページ

初出

備考参照

著者紹介