秘密 パレスチナから桜の国へ 母と私の28年

秘密 パレスチナから桜の国へ 母と私の28年

ヒミツパレスチナカラサクラノクニヘハハトワタシノニジュウハチネン

日本赤軍・重信房子の娘が書いた数奇な半生

国籍を持たず、身分を隠し、英雄の娘としての衿持を抱いて生きてきたメイさんが、母のこと、仲間のこと、学生生活、恋愛……すべてを書きおろした衝撃の手記。

こういう生き方――
「日本赤軍のリーダー、国際的なテロリストとして、世界に名を轟かせた重信房子に1人の娘がいた。メイである。その生い立ちは、何万人に1人という数奇な運命を背負っていた。28歳まで国籍も持てなかった。日本では犯罪者として捕えられている母を、メイは、「この母の子に生まれたことを誇りに思う」と言い切っている。聡明で、心やさしく、感性の豊かなメイに、誰でも友人として思わず手をさしのべたくなるだろう。そういう魅力をこの手記は持っている。」――(瀬戸内寂聴)


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目次

逮捕
無国籍ということ
太陽を握って生まれてきた娘
「お父さん」と「ほんとうのお父さん」
ガサ入れのうた
マジック・サンドイッチ
車爆弾とおもちゃ爆弾
大家族の愉快な1日
引っ越しは突然に
パレスチナ難民キャンプの現実
母が私に伝えようとしたこと
「海岸をきれいにするキャンペーン」
カーナ大虐殺
トップ・シークレット
ジャーナリズムと政治学
「みんな、夢を持っていますか?」
28年間の空白を埋めるために
ふたたびレバノンへ

書誌情報

紙版

発売日

2002年05月29日

ISBN

9784062108591

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

252ページ

著者紹介