黄昏という名の劇場

黄昏という名の劇場

タソガレトイウナノゲキジョウ

文芸(単行本)

黄昏の世界に迷えし、子羊どもに救いは――?
太田忠司が紡ぎ出す妖かしの物語

太田忠司、待望のホラー短編集。
メフィストで連載し、好評を博したホラー短編に、書き下ろしの表題作を加えた短編集。情感たっぷりの太田ワールドを、装丁・挿画の藤原ワールドが一層盛り上げる。

そう、君が見る世界には、実際にはそこにないものが満ち溢れている。君にはその区別ができない。(中略)
そして、ないものというのは、決して存在しないというわけではない。存在というのは君が思っているほど単純ではないのでな。ないものも存在するのだよ。――本文より


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書誌情報

紙版

発売日

2002年02月20日

ISBN

9784062111072

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

332ページ

初出

「メフィスト」1998年12月号~2001年9月号       最終章は書き下ろし。

著者紹介