男の子が心をひらく親、拒絶する親

男の子が心をひらく親、拒絶する親

オトコノコガココロヲヒラクオヤキョゼツスルオヤ

「男の子」育てに困っていませんか?

迷える「現代の男の子」に愛の手を。
学力低下、注意欠陥症、家庭内暴力、引きこもり、うつ病や自殺の増加――。
「男の子」たちになにが起こっているのか?彼らに手をさしのべる方法は?

〈本書の主な内容〉
1.男らしさという仮面の奥で
2.恥意識と孤独がもたらす傷
3.「男の子神話」の陰に隠された真実
4.行動する愛――男の子の人間関係
5.母親の力
6.共感し合う父と子
7.青春期の試練――成長・変化・性
8.男の子たちの友情
9.ホモセクシャルへの偏見
10.学校でなにが起こっているか
11.スポーツの世界
12.男の子のうつ病と自殺
13.暴力――やるか、やられるか
14.親の離婚の影響
15.「新しい男性像」に目覚めよ

今、男の子たちが危ない。表向きはうまくやっているかに見える少年たちも例外ではない。最新のリサーチは男の子の学力が急激に落ちており、自己肯定感も低く、うつ病と自殺の率がうなぎ上りに上昇していることを示している。(中略)驚くほど多くの少年たちが、親とも兄弟姉妹とも友人とも心のつながりをもてず、自分自身の感情もどこにあるのかわからないまま、孤独な子ども時代、思春期を経て、そのまま大人になっていく――。
私は少年たち、そして大人の男たちがまとっているタフでストイックな仮面の奥に、どんな感情が隠されているのか理解しようとしてきた。本書はそんな少年たちの声から学んだこと、そして彼らがより幸福な、自己実現した大人の男になっていくためになにができるのか、を考察したものである。――(序文より)


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書誌情報

紙版

発売日

2002年03月28日

ISBN

9784062112024

判型

四六

価格

定価:2,090円(本体1,900円)

ページ数

320ページ

著者紹介