愛国心

愛国心

アイコクシン

あなたは「国」を信じるか、あなたは「日本」を守れるか!?

戦後民主主義、近代天皇制、「国家」と「個」、日本のかたち、我々は何をすべきかなど、歴史、政治、道徳・倫理の観点から「愛国心」の真実を語り尽くす!!

田原
「僕は靖国問題の基本は、日本が独立して以来、日本人によって昭和の戦争の総括が、まったくなされていないことだと思う。A級戦犯合祀の問題より、戦犯の総括が必要だ。思い切っていうならば、総括をして天皇が代わられたほうが良かったと思う。」

西部
「僕は、極東国際軍事裁判は戦勝国の敗戦国に対する法律的裁判ではなくて、政治的な復讐というか見せしめというか、法律外の儀式だったと。日本軍人は公式にお国のために死んだのだから、公式に、国家として国民として、その死を弔うというのがあたりまえで、それをしなかったことが戦後の日本人の国民精神を崩れさせた根因なんです。」


「靖国問題でいうと、死者を弔うという観点からすれば今の状態は日本に不幸だと思うんです。実際に靖国には台湾人も、朝鮮人もいる。遺族が靖国に祀(まつ)って欲しくないという願いも踏みにじられています。靖国護持の立場からすると、魂は分割できないというわけです。


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目次

第1章 世界的反米と日本の屈従
第2章 天皇、政教、そして靖国
第3章 戦前と戦後の愛国心
第4章 平和と民主
第5章 戦後民主主義とナショナリズム
第6章 国家と「国」と「個」
第7章 これからのこの国のかたち

書誌情報

紙版

発売日

2003年06月27日

ISBN

9784062119115

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

304ページ

著者紹介