玄奘のシルクロード

玄奘のシルクロード

ゲンジョウノシルクロードココロヲモトメテホトケヲモトメズ

生きるために人は何を学ぶか。仏教から何を学べるか。
仏教の原典を求めて中国からインドへ旅した玄奘三蔵。25年間100回以上、シルクロードにその足跡をたどった哲明師は玄奘の言葉と心をどう受け取ったのか。玄奘の生き方を通して仏教の「心」が見えてくる!

小さいときから『西遊記』を愛読し、大人になっても『大唐西域記』や『大唐大慈恩寺三蔵法師伝』をむさぼり読み、寝室の壁には玄奘がたどったルート、中央アジアからインドの巨大地図を貼り、それをながめているうちに、玄奘の気持ちが乗り移ってしまったのでしょうか。ここ25年、玄奘の足跡をジープなどでたどること100回以上、長期にわたる旅を続けることになってしまったのです。出発したときは一学僧だった玄奘も、シルクロードが大きな僧に育てたことを知りました。無明の一僧である私も、玄奘追跡行で、少しは仏教が分かりかけてきました。やはり、あこがれの僧のいた現場に立ってみる、それが原点なのですね。――<「はじめに」>


  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 玄奘の旅立ち
第2章 砂上の旅人
第3章 苦難を越えて
第4章 心のありどころ
第5章 インドからの帰還

書誌情報

紙版

発売日

2005年01月20日

ISBN

9784062127554

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

262ページ

著者紹介