「十九の春」を探して うたに刻まれたもう一つの戦後史

「十九の春」を探して うたに刻まれたもう一つの戦後史

ジュウクノハルヲサガシテウタニキザマレタモウヒトツノセンゴシ

私があなたに惚れたのはちょうど19の春でした――。
沖縄戦の鎮魂歌となり、バタヤンこと田端義夫が歌って大ヒットし、米兵に抱かれた娼婦たちが口ずさんだあのメロディーに秘められた願いとは?

●盲目の鍼灸師と鎮魂歌
●太平洋戦争と魚雷攻撃
●船とともに沈んだ船長
●うたで慰霊を
●沖縄の生存者たち
●啞蝉坊とラッパ節
●「与論小唄」をたずねて
●うたに支えられて生きる
●悲恋歌・失恋歌
●白保のヒバリ
●「台湾下がり」と密貿易
●娼婦たちが口ずさむ
●混沌のまちコザ
(目次より)


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書誌情報

紙版

発売日

2007年04月27日

ISBN

9784062139861

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

294ページ

著者紹介