陽の鳥

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電子あり

陽の鳥

ヒノトリ

文芸(単行本)

「生命倫理と家族愛」をテーマに、希代のヒットメーカーが挑むメディカル・エンタテインメント大作!

関東大学畜産学部の沖田森彦は医師免許を持つ霊長類クローンの研究者。妻を亡くし、高いIQを持つ小学生の息子・有基と二人で暮らしている。1999年、沖田は助手の名嘉城数矢とともに、世界で初めてヒト・クローン胚の樹立に成功していた。科学の歴史に新たに名を刻む、世紀の発見。しかしその発表を間近に控えた矢先、息子の有基が突然の事故に遭い、この世を去ってしまう。
悲嘆に暮れる沖田が下したある決断――それは、助手の名嘉城と共謀し、生命科学のタブーであるヒト・クローン技術によって、息子を「復活」させることだった……!!


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目次

赤茶けた面積から
――「治者」と「タダの人」――
「見る」ことと「する」こと
「見る」「見られる」「見返す」
で、どうなんだ?
「繁栄」の文学
「鎖国」の文学

書誌情報

紙版

発売日

2011年05月26日

ISBN

9784062169295

判型

四六変型

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

432ページ

電子版

発売日

2011年08月05日

JDCN

0621692900100011000P

初出

『IN★POCKET』2009年11月号~2010年11月号 「陽の鳥」 単行本化にあたり改題・大幅な加筆修正したもの。

著者紹介

著: 樹林 伸(キバヤシ シン)

(きばやし・しん) 1962年東京生まれ。亜樹直、天樹征丸など多くのペンネームを持ち、『金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI』『神の雫』など数多くのヒット作を手がける漫画原作者。 その才能はコミック原作だけにとどまらず、『東京ゲンジ物語』(講談社文庫)『リインカーネイション』(光文社)『ビット・トレーダー』(幻冬舎)『クラウド』(幻冬舎)など小説も多数。また、『「でっけえ歌舞伎」入門』(講談社+α新書)を上梓し、新橋演舞場の公演では市川海老蔵のために新作『石川五右衛門』を書き下ろした。

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