「病」を包む、お見舞い言葉

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「病」を包む、お見舞い言葉

ヤマイヲツツムオミマイコトバ

大事な人が、がんになった時、なんと声をかけて励ませばいいか。大事な人を失った遺族に、どう力づける言葉をかければいいか……。仏教カウンセラーとして、ホスピスで多くのがん患者を見守り、見送ってきた尼僧の著者が、患者の入院直後、手術前、手術後、末期、そして残された遺族にどうやって勇気づければいいかを綴った実用ノンフィクション。がん患者だけでなく、鬱の人、その他重度の病気の人に対しても有効な1冊。


大事な人が、がんなどの重度の病気になって入院した時、なんと声をかけて励ませばいいか。大事な人を失った遺族に、どう力づける言葉をかければいいか……。
何か気の利いたことを言おうとするがあまり、つい「元気そうじゃないか」「すぐ退院できるから気を落とすなよ」と口にしたり、何か話さなくてはいけないと思うがあまり、「明るい病室じゃないか」「今日はいい天気だね」と言い、けれどあとの言葉が続かなくなる……。
肝心なのは、見舞いする側が何かを話すのではなく、患者の話に耳を傾けること。手術前の患者、長い入院生活の患者、そして死を前にしている患者は、とっても多くのことを話したがっている!

仏教カウンセラーとして、ホスピスで多くのがん患者を見守り、見送ってきた尼僧の著者が、患者の入院直後、手術前、手術後、末期、そして残された遺族にどうやって声をかけて勇気づければいいかを綴った実用ノンフィクション。
がん患者だけでなく、鬱の人、その他重度の病気の人に対しても有効な、お見舞いに行くときに必須の1冊。


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目次

第1章 お見舞いに行くときに届ける言葉
 「今、大丈夫?」「どうなの?」「これ使って……」
第2章 入院患者さんと話すときに使いたい言葉
 「何か気になっていることはある?」「最近、どんなことを考えている?」「手術のことを聞いていい?」「無理して食べなくてもいいですよ」「よい患者にならなくていいのよ」「ごめんね、寂しくさせちゃったね」
第3章 長い入院生活の患者さんに伝えたい言葉
 「つらいね」「よしよし、わかるよ」「これからの時間をどう生きましょうか?」「あなたと出逢えてよかった」
第4章 終末期の患者さんに送る言葉
 「しのいでね」「最後まで自分を見捨てないで」「死ぬことの話をしましょうか?」「誰か会いたい人はいますか?」
第5章 注意が必要な言葉
 「元気そうですね」「一日も早く、元気になられますように」「もう落ち着かれましたか?」「私はこうして治しました」
第6章 遺族に言う言葉
 「たくさん思い出してください」「喪の仕事をしていますか?」「気がすむまで泣いていいですよ」

書誌情報

紙版

発売日

2012年05月26日

ISBN

9784062176569

判型

四六

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

226ページ

電子版

発売日

2012年09月21日

JDCN

0621765600100011000B

著者紹介

著: 三橋 尚伸(ミツハシ ショウシン)

みつはし・しょうしん 浄土真宗僧侶。 1949年東京生まれ。88年東京大谷専修学院修了、真宗大谷派にて得度。 心身の病に苦しむ人々との長年の交流を通じて、企業、官公庁、医療界、仏教界などで講演、研修を行うとともに、僧侶カウンセラーとして医療現場にも関わる。また、病院と提携して医療従事者のメンタルヘルス・ケアのためのカウンセリングも行う。NPO法人「がん対策支援センター・キャンサーリンクかながわ」理事。

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