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たまもの
タマモノ
- 著: 小池 昌代

40歳になって、別れた恋人から山尾という名の赤ん坊を預かった「わたし」。以来10年余、せんべい工場の契約社員をしながら山尾を育ててきた。知人男性との逢瀬を重ねながらも、山尾に実の息子同然の愛情を注ぐ「わたし」。初老にさしかかり、母と女の狭間を生きる、シングルマザーの日常。第42回泉鏡花文学賞受賞!
40歳になって、別れた恋人から山尾という名の赤ん坊を預かった「わたし」。以来10年余、せんべい工場の契約社員をしながら山尾を育ててきた。男性たちとの逢瀬を重ねながらも、山尾に実の息子同然の愛情を注ぐ「わたし」。初老にさしかかり、母と女の狭間を生きる、シングルマザーの日常。
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書誌情報
紙版
発売日
2014年06月27日
ISBN
9784062189699
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
194ページ
電子版
発売日
2014年07月25日
JDCN
0621896900100011000V
初出
『群像』2014年3月号
著者紹介
小池昌代(こいけ・まさよ)…1959年、東京都生まれ。津田塾大学卒。97年、詩集『永遠に来ないバス』で現代詩花椿賞受賞。00年、詩集『もっとも官能的な部屋』で高見順賞受賞。01年、『屋上への誘惑』で講談社エッセイ賞受賞。07年、「タタド」で川端康成賞受賞。おもな作品に『感光生活』『ルーガ』『弦と響』『厩橋』などがある。