
マイページに作品情報をお届け!
家族シアター
カゾクシアター
- 著: 辻村 深月

同じ中学校に通う姉は、「真面目な子」。褒め言葉のようだけど、実際は「イケてない」ことの裏返し。こんな風には絶対になりたくない――だけど、気にせずにはいられなかった。 (「妹」という祝福)息子が小学校六年生になった年、父親中心の保護者会「親父会」に入った、大学准教授の私。熱心な担任教師に恵まれて、順調に思われた日々の裏には、とんでもない秘密が隠されていて……? (タイムカプセルの八年)
同じ中学校に通う姉は、「真面目な子」。
褒め言葉のようだけど、実際は「イケてない」ことの裏返し。
こんな風には絶対になりたくない――だけど、
気にせずにはいられなかった。 (「妹」という祝福)
息子が小学校六年生になった年、
父親中心の保護者会「親父会」に入った、大学准教授の私。
熱心な担任教師に恵まれて、順調に思われた日々の裏には、
とんでもない秘密が隠されていて……? (タイムカプセルの八年)
すべての「わが家」に事件あり。
ややこしくも愛おしい家族の物語、全七編!
目次
「妹」という祝福
サイリウム
私のディアマンテ
タイムカプセルの八年
1992年の秋空
孫と誕生会
タマシイム・マシンの永遠
書誌情報
紙版
発売日
2014年10月21日
ISBN
9784062191876
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
282ページ
初出
「妹」という祝福…小説現代特別編集「esora」vol.07、サイリウム…「小説すばる」2011年6月号、私のディアマンテ…「小説現代」2011年5月号、タイムカプセルの八年…「別冊文藝春秋」2012年7月号、1992年の秋空…「We are 宇宙兄弟 vol.01」 ※「宇宙姉妹―1992年の秋空―」を改題、孫と誕生会…書き下ろし、タマシイム・マシンの永遠…「Pen+ 大人のための藤子・F・不二雄」2012年10/1号。 ※収録にあたり加筆訂正がなされています。
収録作品
-
作品名初出
-
作品名
「妹」という祝福
初出
小説現代特別編集『esora』vol.07
-
作品名
サイリウム
初出
『小説すばる』2011年6月号
-
作品名
私のディアマンテ
初出
『小説現代』2011年5月号
-
作品名
タイムカプセルの八年
初出
『別冊文藝春秋』2012年7月号
-
作品名
1992年の秋空
初出
『We are 宇宙兄弟 vol.01』 ※「宇宙姉妹―1992年の秋空―」を改題
-
作品名
孫と誕生会
初出
書き下ろし
-
作品名
タマシイム・マシンの永遠
初出
『Pen+ 大人のための藤子・F・不二雄』2012年10/1号
著者紹介
1980年2月29日生まれ。山梨県出身。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『島はぼくらと』(以上、講談社)、『本日は大安なり』(角川書店)、『水底フェスタ』(文藝春秋)、『盲目的な恋と友情』(新潮社)など。『ツナグ』(新潮社)で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)で第147回直木三十五賞を受賞。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。