南シナ海 中国海洋覇権の野望

マイページに作品情報をお届け!

南シナ海 中国海洋覇権の野望

ミナミシナカイチュウゴクカイヨウハケンノヤボウ

南シナ海は、地下資源もさることながらインド洋と東シナ海、日本海を結ぶ世界の大動脈。海洋大国をめざす中国が、南シナ海の覇権を奪取しようとして、周辺諸国と一触即発になっている。「ストラトフォー」地政学チーフアナリストのロバート・カプランが、周辺国を歩いてつぶさに観察し、現地の学者や政治家に取材して、今後の南シナ海情勢を予測する。


南シナ海は、地下資源もさることながらインド洋と東シナ海、日本海を結ぶ世界の大動脈。海洋大国をめざす中国が、南シナ海の覇権を奪取しようとして、周辺諸国と一触即発の状態になっている。
すでに国力の貧弱なフィリピンは完全に見下され、スプラトリー諸島を戦火を交えることなく中国に奪われた。
だが、南シナ海周辺諸国には経済力のあるシンガポールや台湾、マレーシア、中国を恐れぬ国ベトナムなど強敵がひしめいている。

「ストラトフォー」地政学チーフアナリストのロバート・D・カプランが、周辺国を歩いてつぶさに観察し、現地の学者や政治家に取材して、今後の南シナ海情勢を予測する。



マーティン・デンプシー米統合参謀本部議長絶賛!


  • 前巻
  • 次巻

目次

プロローグ チャンパ遺跡で考えたこと
第1章  人道・平和主義者のジレンマ
第2章  中国のカリブ海
第3章  ベトナムの行く末
第4章  文明入り混じるマレーシア
第5章  「よい独裁者」がいる都市国家シンガポール
第6章  植民地時代の重荷に苦しむフィリピン
第7章  アジアのベルリン・台湾
第8章  北京の思惑
エピローグ ボルネオ島のスラム街

書誌情報

紙版

発売日

2014年10月24日

ISBN

9784062192446

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

286ページ

著者紹介

著: ロバート.D・カプラン(ロバート.D・カプラン)

世界的なインテリジェンス企業、米ストラトフォーのチーフ地政学アナリストの他、ワシントンのシンクタンク「新米国安全保障センター」の上級研究員や、高級誌である『アトランティック』誌の外交・安全保障担当記者を長年務める、フリーランスの国際ジャーナリスト。米政権ブレーンとして国防総省・防衛政策協議会のアドバイザーも歴任。2012年には、『フォーリン・ポリシー』誌による「100人のグローバルな思索家」に選出される。『バルカンの亡霊たち』(NTT出版)、『インド洋圏が、世界を動かす』(インターシフト)など、10冊を超える著書がある。

訳: 奥山 真司(オクヤマ マサシ)

国際地政学研究所上席研究員、海上自衛隊幹部学校客員研究員、青山学院大学非常勤講師。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学卒業。英国レディング大学大学院博士課程修了。戦略学博士(Ph.D)。著書の『地政学』(五月書房)のほか、訳書には、『大国政治の悲劇』(ジョン・ミアシャイマー著)、『インド洋圏が、世界を動かす』(ロバート・カプラン著、インターシフト)などがある。

関連シリーズ

BACK
NEXT