
マイページに作品情報をお届け!
異類婚姻譚
イルイコンインタン
- 著: 本谷 有希子

「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」――結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作ほか、「藁の夫」など短編3篇を収録。大江健三郎賞、三島由紀夫賞受賞作家の2年半ぶり、待望の最新作!
目次
異類婚姻譚
〈犬たち〉
トモ子のバウムクーヘン
藁の夫
書誌情報
紙版
発売日
2016年01月21日
ISBN
9784062199001
判型
四六
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
170ページ
初出
「異類婚姻譚」…「群像」2015年11月号、「<犬たち>」…「GRANTA JAPAN with 早稲田文学01」<この町から>を大幅に改稿し改題、「トモ子のバウムクーヘン」…「新潮」2014年1月号、「藁の夫」…「群像」2014年2月号。
収録作品
-
作品名初出
-
作品名
異類婚姻譚
初出
『群像』2015年11月号
-
作品名
<犬たち>
初出
『GRANTA JAPAN with早稲田文学01』<この町から>を大幅に改稿し改題
-
作品名
トモ子のバウムクーヘン
初出
『新潮』2014年1月号
-
作品名
藁の夫
初出
『群像』2014年2月号
著者紹介
本谷有希子(もとや・ゆきこ) 1979年生まれ。2000年、「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。2006年上演の戯曲『遭難、』により第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞。2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』により第53回岸田國士戯曲賞受賞。2011年に小説『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、2013年に『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、2014年に『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞を受賞。他の著書に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『あの子の考えることは変』『生きてるだけで、愛』『グ、ア、ム』など多数。