叢書 東アジアの近現代史 第4巻 ナショナリズムから見た韓国・北朝鮮近現代史

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叢書 東アジアの近現代史 第4巻 ナショナリズムから見た韓国・北朝鮮近現代史

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日本の植民地支配から、南北分断、1948年に成立した「韓国・北朝鮮」体制。日日本とアメリカ、あるいは中国とソ連、さまざまな国際関係の力学の中で、当初の北朝鮮優位から韓国優位へと時代が移ってゆく。その繊細な歴史の綾を読み解き、朝鮮半島のナショナリズムとはなにかをとらえる力作。


シリーズ第4巻は、「朝鮮半島のナショナリズム」をテーマに、東アジアの近現代史を考える一冊です。
日本の植民地支配から説き起こし、南北分断、そして現在に至るまでを、「ナショナリズム」をキーワードにして、読み解いていきます。
冷戦体制のもとで起きた南北分断。1940年代から60年代までは、北朝鮮優位のなかで、「統一」を視野に入れつつ推移します。
1970年代、80年代には、韓国が優位に立って、ナショナリズムにも変容がおきます。
そして90年代以降、中国が大国化する中で、朝鮮のナショナリズムは、どのような形で現在を迎えたのか。
朝鮮ナショナリズムと日本の関係は?
「南北統一」のゆくえとは?


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目次

第一章 ナショナリズムと朝鮮半島
第二章 日本の植民地支配と朝鮮ナショナリズム(1875年~1945年)
第三章 冷戦体制下の分断・競争ナショナリズム:北朝鮮の優位(1940年代~60年代)
第四章 冷戦変容下の分断・競争ナショナリズム:韓国優位へ(1970年代・80年代)
第五章 ポスト冷戦下南北ナショナリズムの非対称性(1990年代以後)
第六章 中国の大国化と南北ナショナリズムの現在:南北の「用米」「用中」ナショナリズム
第七章 朝鮮ナショナリズムと日本

書誌情報

紙版

発売日

2018年02月01日

ISBN

9784062209670

判型

四六

価格

定価:2,420円(本体2,200円)

ページ数

314ページ

電子版

発売日

2018年02月16日

JDCN

06A0000000000014276C

著者紹介

著: 木宮 正史(キミヤ タダシ)

1960年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。高麗大学大学院政治外交学科博士課程修了。専攻は、政治学、国際関係論、朝鮮半島地域研究。現在、東京大学教授。主な著書に、『韓国―民主化と経済発展のダイナミズム』(ちくま新書)、『朴正熙政府の選択:1960年代輸出指向型工業化と冷戦体制(韓国語)』(フマニタス)、『国際政治のなかの韓国現代史』(山川出版社)など。

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