
脳の老化と病気
ノウノロウカトビョウキセイジョウナロウカカラアルツハイマービョウマデ
- 著: 小川 紀雄

老化のメカニズムからパーキンソン病、アルツハイマー病への対処法まで
年をとるにしたがって、知的機能や運動機能がおかされる病気にかかりやすくなる。だが、老化のためだから仕方がないと諦めるのは早計だ。予防したり、進行を抑えたり、病状を改善したりすることが可能になってきている。
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目次
第1章 脳の老化
1 100歳老人
2 身体の老化と脳の老化
3 老人の知的機能は心理テストでは評価できない
4 100歳老人は衰えを自覚している
5 人間の脳のあらまし
6 老化した脳の特徴
第2章 記憶と痴呆
1 記憶を支えるシステム
2 脳がもつ「可塑性」とは何か
3 痴呆
4 老年期の痴呆性疾患
5 アルツハイマー型痴呆
6 脳血管性痴呆
7 ピック病
8 クロイツフェルト・ヤコブ病
9 痴呆と間違われやすく治療が困難な疾患
10 治せる痴呆症状
11 薬物による痴呆の治療
12 痴呆老人の介護とつきあい方
13 痴呆の予後と予防
第3章 運動機能障害とパーキンソン病
1 運動機能と障害
2 パーキンソン病の発病と症状
3 パーキンソン病の治療
4 神経保護療法
5 パーキンソン病と上手につきあう
6 パーキンソン病と似ている症候性パーキンソニズム
7 その他のふるえる病気
第4章 老化の科学
1 老化学説
2 老化遺伝子
3 フリーラジカル
第5章 脳の健康
1 脳移植と遺伝子治療への道
2 脳の老化予防は高血圧制御と頭部外傷を避けること
3 脳のウエルネス
書誌情報
紙版
発売日
1999年02月19日
ISBN
9784062572446
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
1244
ページ数
236ページ
シリーズ
ブルーバックス