
なぜヒトの脳だけが大きくなったのか
ナゼヒトノノウダケガオオキクナッタノカ
- 著: 濱田 穣

なぜ、ヒトだけが脳を進化させ得たのか?
脳がそれほど有用な器官であったのなら、なぜ他の動物では発達しなかったのでしょうか?
脳が大きくなるために、ヒトにはどんな変化が起こったのか?
手、二足歩行、声、思考、寿命、社会……そして、この大きな脳を支えるために発達したインフラとは?
生物としてのヒトが大成功している最大の原因が、発達した脳であることは、誰もが認めることです。しかし、ヒトの脳がなぜこれほどまでに大きく発達してきたのかは、まだまだ解明されていない、人類進化史の中の最大の謎のひとつです。霊長類の形態比較を研究する著者が、全く新しい視点からこの難問に挑みます。
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目次
第1章 まずヒトの進化をたどってみよう
第2章 なにが脳の発達を促したのか
第3章 言語コミュニケーションを行う発生器官の進化
第4章 脳の拡大は、なぜ、どのように起こったのか?
第5章 カニクイザルの道具使用行動
第6章 脳のエネルギー消費を支える食物獲得方法の進化
第7章 寿命と老化と脳の進化
第8章 長い成長期間と脳の関係
第9章 脳のインフラとしての脂肪
書誌情報
紙版
発売日
2007年01月20日
ISBN
9784062575409
判型
新書
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
1540
ページ数
224ページ
シリーズ
ブルーバックス
電子版
発売日
2015年11月27日
JDCN
0625754000100011000Q