とんかつの誕生

とんかつの誕生

トンカツノタンジョウメイジヨウショクコトハジメ

講談社選書メチエ

あんパン、ライスカレー、コロッケ、とんかつ
明治維新。それは1200年の禁を破る「食べ物革命」だった。天皇の肉食、政府・知識人の西洋料理キャンペーン、そして反西洋食騒動。とまどう庶民はやがて、自分の口に合う牛鍋・あんパン・ライスカレー・コロッケを生み出していく。「洋食の王者」とんかつが誕生するまで、食卓60年の疾風怒濤を生き生きと描く。


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目次

●明治五年正月、明治天皇獣肉を食す
●牛肉を食わぬ奴は文明人ではない
●鴎外対諭吉
●珍妙な食べ物、奇妙なマナー
●あんパンが生まれた日
●とんかつの謎
●洋食と日本人

書誌情報

紙版

発売日

2000年03月10日

ISBN

9784062581790

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

通巻番号

179

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介