
性と呪殺の密教 怪僧ドルジェタクの闇と光
セイトジュサツノミッキョウ
- 著: 正木 晃

性と殺の蜜月は密教に何をもたらしたか
密教は性と呪力に満ちている。光と闇、2つの世界を具有することの豊穣と危険。チベット仏教史上、最強にして最凶、密教僧ドルジェタクの生涯を通じ、宗教が内包する超絶的エネルギーの核心に迫る。
・密教をどうとらえるか
・ドルジェタク登場
・荒れ狂う呪殺の嵐
・性のヨーガ
・チベット仏教の最終解答
・オウム真理教
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 チベット密教誕生への道
密教をどうとらえるか/密教への道/後期密教とは何か/チベット密教の歴史
第2章 ドルジェタク登場
行者の息子/修業と挫折/秘法の成就/荒れ狂う呪殺の嵐
第3章 光と闇
仏教者としてのドルジェタク/性的ヨーガ/女犯と肉食の論理/殺の論理
第4章 ドルジェタク以降
ドルジェタクの最期/ツォンカパ以前/ツォンカパ以後
第5章 チベット仏教の最終解答
ツォンカパの解答/ドルジェタクとは何だったのか/オウム真理教
書誌情報
紙版
発売日
2002年12月10日
ISBN
9784062582575
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
257
ページ数
262ページ
シリーズ
講談社選書メチエ