
トクヴィル 平等と不平等の理論家
トクヴィルビョウドウトフビョウドウノリロンカ
- 著: 宇野 重規

「デモクラシーこそは歴史の未来である」。誕生間もないアメリカ社会にトクヴィルが見いだしたのは、合衆国という特殊性を超えた、歴史の「必然」としての平等化だった。「平等化」をキーワードに、その思想の今日的意義を甦らせる。第29回サントリー学芸賞〈思想・歴史部門〉受賞。(講談社選書メチエ)
デモクラシーの理論家の新たな可能性を探るデモクラシーこそは歴史の未来である。誕生間もないアメリカ社会にトクヴィルが見いだしたものは何か。平等化をキーワードにその思想の今日性を浮き彫りにする。
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目次
第1章 青年トクヴィル、アメリカに旅立つ
第2章 平等と不平等の理論家
第3章 トクヴィルの見たアメリカ
第4章 「デモクラシー」の自己変革能力
結び トクヴィルの今日的意義
書誌情報
紙版
発売日
2007年06月08日
ISBN
9784062583893
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
389
ページ数
212ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
初出
本書は文部科学省科学研究費補助金、若手研究(B)『現代政治哲学におけるアメリカとフランス 接近と対立』の研究成果の一部。