
パーソナリティ障害
パーソナリティショウガイ
- 著: 矢幡 洋

歴史的解釈も視野に入れ、現代の類型を詳説 行動パターンと対人関係を軸にした14類型でパーソナリティ障害の実例と解釈を網羅。DSMによって現代の基準ができるまでの、精神医学の歴史も俯瞰する決定版
古代ギリシャ時代にはすでに「背徳的人間」として記録が残るパーソナリティ障害をいかに解釈するかについて、多数の学者・医者たちが研鑽を積み重ねてきた。そして、アメリカ精神医学会がついに作り上げた診断基準DSM。その基となった「喜び―苦痛」「能動―受動」「自己―他者」「思考―感情」の極性理論を応用して、境界性、自己愛性、統合失調質など14に分類。日本人の病理の実態を、豊富な実例で解説!
【目次】
はじめに
第一部 パーソナリティ障害の研究史
1 性格類型とはなにか
2 記述的精神医学の勃興
3 発達論と初期精神分析派
4 新フロイト派の対人関係論
5 対象関係論派の登場
6 DSM革命
第二部 現代における一四のカテゴリー
1 発達段階と極性理論
2 喜び─苦痛の極性
(回避性/演技性/統合失調質/サディスティック)
3 能動─受動の極性
(抑うつ性/依存性/自己愛性/反社会性)
4 自己─他者の極性
(妄想性/マゾヒスティック/拒絶性/境界性)
5 思考─感情の極性
(統合失調症型/強迫性)
おわりに──パーソナリティ障害理論はどこへ向かうか
あとがき
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目次
はじめに
第一部 パーソナリティ障害の研究史
1 性格類型とはなにか
2 記述的精神医学の勃興
3 発達論と初期精神分析派
4 新フロイト派の対人関係論
5 対象関係論派の登場
6 DSM革命
第二部 現代における一四のカテゴリー
1 発達段階と極性理論
2 喜び─苦痛の極性
(回避性/演技性/統合失調質/サディスティック)
3 能動─受動の極性
(抑うつ性/依存性/自己愛性/反社会性)
4 自己─他者の極性
(妄想性/マゾヒスティック/拒絶性/境界性)
5 思考─感情の極性
(統合失調症型/強迫性)
おわりに──パーソナリティ障害理論はどこへ向かうか
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2008年06月12日
ISBN
9784062584142
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
414
ページ数
244ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2016年05月27日
JDCN
0625841400100011000X
著者紹介
著: 矢幡 洋(ヤハタ ヨウ)
1958年生まれ。京都大大学文学部卒業。精神病院の相談室長などを経て、矢幡心理研究所所長、西武文理大学講師。臨床心理士・作家。 著書に、『依存性パーソナリティ障害』『窒息する母親たち』『立ち直るための心理療法』『マジ切れする人 逆切れする人』などがある。