こころの生態系―日本と日本人、再生の条件

こころの生態系―日本と日本人、再生の条件

ココロノセイタイケイニホントニホンジンサイセイノジヨウケン

講談社+α新書

非知の思想、他力の思想、弱さの思想を!!
大転換期を果敢にのりきる着想を提唱!!まだまだ、人のこころに生きる力をかきたてるものがある!「こころのよりどころ」を示す!!

いままではパワフルにやりすぎたから、もう少しパワーレスのほうからこころを見るということが、こころの汚染を清めるのに役立つのではないかと思います。――河合隼雄
人間のこころとは、癒しというようなことを超えた、もっと深いところで、救済というのを望んでいるように思うんです。――小林康夫
いまの世界でもてはやされているものは全部だめだ、と思うくらいの直観力がないとだめだと思いますね。――中沢新一
「人類の死滅」というものに対する深い危機感がなければ、人類の精神は成長し、成熟し、進化を遂げていくことができないのかもしれません。――田坂広志


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目次

第1章 「こころの問題」とは何か
・エロス欠乏症――河合隼雄
・こころは常に苦しんでいる――小林康夫
・「他力系」宣言――中沢新一
第2章 日本人のこころが直面していること――河合隼雄 小林康夫 中沢新一 田坂広志
第3章 いかにこころを再生させるか
・カウンセリングとマネジメント――河合隼雄 田坂広志
・「知」の回路を切り換える――小林康夫 田坂広志
・ほんとうの変化をつくるもの――中沢新一 田坂広志

書誌情報

紙版

発売日

2000年10月19日

ISBN

9784062720427

判型

新書

価格

定価:858円(本体780円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介