日米開戦の真実――パール・ハーバーの陰謀

日米開戦の真実――パール・ハーバーの陰謀

ニチベイカイセンノシンジツパール・ハーバーノインボウ

講談社+α新書

真珠湾(パール・ハーバー)におびきだされた日本!!開戦は避けられた!!
満州国を既成事実として認めたアメリカ。石油の禁輸を解く用意もあった。日米が戦争に突入したのはなぜか?蒋介石、チャーチル、スターリンがめぐらした陰謀とは!?

当時、日本を支配していた軍部や貴族などの特権階級の首脳の中で、民主主義国家の精神や仕組みについて理解していた者は、皆無に近かった。もしも、このようなアメリカ国民と大統領との位置関係を、多少なりとも理解していた者があったとすれば、日米開戦を巧みに避けながら、日本の望む方向へと、アジア戦略を構築することが可能だったのではないかと思われる。
「ハル・ノート」を、米国側の日本に対する最後通牒(つうちょう)であるとみなし、ひたすら日米開戦へと突入していったことは、皇国史観を背景とする、軍部独裁国家のみがとりうる行動であったことは確かである。
個人の思想や行動の自由が保障された民主主義の国家においては、日米開戦などという無謀なことは、まずありえないと考えていたに相違ない。


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目次

第1章 真珠湾攻撃「戦果の真実」
第2章 ルーズベルト大統領の「だまし討ち」
第3章 日本からの最後通牒はなかった
第4章 「ハル・ノート」は最後通牒ではなかった
第5章 ルーズベルト大統領が残した謎
終章 誰が戦争を始めたのか
参考文献

書誌情報

紙版

発売日

2001年07月11日

ISBN

9784062720823

判型

新書

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介