父親受難―父と子のメンタルケア

父親受難―父と子のメンタルケア

チチオヤジュナンチチトコノメンタルケア

講談社+α新書

父のストレス、子のストレスが家庭を危うくしている!!

家族はあっても家庭はない。そういう父親はもはや論外!健全な父子関係はどうつくられるか。学校医として多数の父子間の問題に取り組んできた精神科医の分析解明!!

現代はまさにストレス社会ですが、なぜか生真面目な中高年の父親ほど多くのストレスを受けています。他方で、子供たちにも受験やいじめの問題など、さまざまなストレスが襲いかかり、心因性のストレスから非行に走るケースが増加しています。このようなストレスを受けた父と子の両者の心を解きほぐすために、精神科領域ではメンタルケアを同時に施すことが大きな課題となってきました。学校の週5日制は2002年春に全面実施になります。親と子が共通の時間帯を持ちやすくなるといえます。こうした子どもたちと質的にも量的にも休日をどのように過ごすかが問題になってきます。子供任せ、母親任せにするのか、あるいは父親が先頭に立って家族とともに休日を活用するのか、その過ごし方によって、父子関係は一歩でも二歩でも改善できるのです。


  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 「父親」は、なぜかたいへん!
第2章 父親のせいでダメになる子供
第3章 父子関係が引き起こす問題
第4章 父親の存在感をどう示すか
第5章 父子関係を再構築する父性性

書誌情報

紙版

発売日

2002年01月21日

ISBN

9784062721134

判型

新書

価格

定価:814円(本体740円)

通巻番号

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介