いい日本語を忘れていませんか-使い方と、その語源

いい日本語を忘れていませんか-使い方と、その語源

イイニホンゴヲワスレテイマセンカツカイカタトソノゴゲン

講談社+α新書

わかりやすい、面白い!!
この1冊で日本語名人!!

日本語研究の第一人者が、ふだんの生活の中で、なにかにつけて重宝な言葉、便利な文句の正しい使い方を伝授。日本語には必ず、なるほどの語源といい使い方があります!!

毎日、刻々に伝えられる株式市況。株の上がり下がりに一喜一憂してヘソクリの算用をしている奥さん連もあれば、浮沈をそこにかけて勝負をいどむ仕手師もいる。
「巧妙なさばきでごたごたをおさめたので、長老の株は上がるばかりだ」
「フォーカスされた上に別の現場をフライデーされて、株はガタ落ちになった」
と、人間の評価の上がり下がりも株の上下になぞらえられるようになった。

他人からあまりひどい評価を受けては当人の体面にかかわってくる。この体面を「沽券」にたとえることがある。「沽券」とは、地所・屋敷などの売り渡し証文で、転じて売値の意にも用いられ、そこから人品・品位・体面をさすようにまでなった。


  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 含蓄のある日本語
第2章 ヒビが入らない日本語
第3章 いたわりのある日本語
第4章 その場をなごます日本語
第5章 カドが立たない日本語
第6章 機微にふれた日本語
第7章 弁解がましくない日本語

書誌情報

紙版

発売日

2002年10月18日

ISBN

9784062721578

判型

新書

価格

定価:968円(本体880円)

通巻番号

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社+α新書

初出

東峰書院から『日本古典語典』(正・続)として刊行され、大和出版から『古典おもしろ語典』として改題刊行された書を底本にし、大幅に加筆、再編集。

著者紹介