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夫婦って何? 「おふたり様」の老後
フウフッテナニオフタリサマノロウゴ
- 著: 三田 誠広

妻のココロを取り戻す超具体策満載!! 未来のない男が無精ひげで1日茶の間にいて命令する……妻の絶望は深い! 彼女の心を取り戻さないと老後は暗い! 妻にモテる術を意外な盲点をついて詳細に指南!
あと20年を天国にも地獄にもする夫婦の絆!
トイレの便座を下げる夫は妻を鬱から救う!
「あなたを嫌いになった」としか言わない妻。不器用な夫のための具体的愛情表現指南!
その間わたしは一人暮らしをしていたのだが、さまざまな困難に遭遇した。何よりも困ったのは、わたしも1週間ほど時間がとれたので、孫を見にスペインに出かけたのだが、考えてみると一人で外国に行くのは初めてだった。これまで何度も息子の住むスペインに行ったことがあるのだが、いつも妻といっしょだった。妻がいないとわたしは何もできない。前日に宅配便を呼んで荷物を送り出したものの、成田空港のどこで受け取ればいいのかわからずうろうろした。スペインまでは直航便がなく、パリで乗り換えたのだが、ここでもかなり迷って、あやうく乗り遅れるところだった。着いたマドリッドでも出口がわからず困惑した。ようやく荷物を受け取って、ゲートの外にいる出迎えの妻と再会した時は、母親を見つけた迷子のような心境だった。
●まじめな夫ほど妻に嫌われる危険が
●妻に命令口調で話していないか
●ミノムシ亭主と妖怪おばちゃん夫婦
●定年後も亭主は丈夫で留守がいい
●トイレの便座についての哲学的考察
●独立しない子供は足かせになる
●家には男の哲学がある
●夫と妻とは別々の個人である
●妻がなさねばならぬこと
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目次
まえがき──熟年夫婦の明るい未来
序 章 まじめな夫ほど妻に嫌われることになる
熟年夫婦の危機
妻の感謝は夫が働いていればこそ
主人在宅ストレス症候群
ヒゲも剃らないミノムシ亭主
熟年離婚の危機を防ぐには
第一章 熟年夫が妻に嫌われない方法
毎日が日曜日の生活
夫の定年は妻にとっても人生の転機
やさしい夫になるための第一歩
できることから始める
自分のことは自分でする
トイレの便座についての哲学的考察
家の中でこそオシャレをしよう
豪華船での世界一周を夢見る前に
妻に命令口調で話していないか
「妻との会話」ができているか
家族の会話は一種の演劇空間だ
散歩には重要な意味がある
自分の人生について考えてみよう
第二章 定年後も亭主は丈夫で留守がいい
定年後の生きがいとは何か
日本人は趣味の達人だった
少ない費用で楽しめるのが文化だ
熟年バンドで友だちの輪を広げよう
絵を描いて自宅を画廊にしよう
熟年大学生で教養を身につけよう
働くことが趣味という人の場合
アウトソーシングを受けおおう
世の中に役立つ仕事を探してみよう
夢を追いすぎてはいけない
社会のために生きる充実感
ボランティアは無償とは限らない
少子化対策としての地域活動
フリーターとして社会を支える
部長ばかりが多すぎる
第三章 妻がなさねばならぬこと
夫と妻とは別々の個人である
老人は休んだらもはや回復不能だ
男には男の哲学がある
夫を教育するのは妻の責務である
地域に夫の友だちを作ってあげる
夫の居場所を作ってあげる
パソコンをやりだしたら要注意
退職金の使途は夫婦で考えるべし
夫が故郷に帰りたがったら
親への仕送りは二重払いになる
親の介護より他人の介護をやろう
独立しない子供は足かせになる
夫の健康管理は死活問題
「大阪のおばちゃん」化に注意
未来のビジョンを夫と話し合う
終 章 元気で明るい老人が社会を変える
この本を夫の目に触れる場所に置く
主婦にも定年がある
つねに妻の顔色をうかがう
毎日プロポーズするつもりで
思い出を共有するただ一人の存在
『星の王子さま』から学んだこと
ヒマだから政治に興味をもとう
高齢者は寂しさをこらえるな
元気な老人が若者に希望を与える
熟年夫婦の蜜月
書誌情報
紙版
発売日
2007年11月21日
ISBN
9784062724678
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
ページ数
192ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2014年02月14日
JDCN
0627246700100011000M