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侵蝕 奥右筆秘帳
シンショクオクユウヒツヒチョウ
- 著: 上田 秀人

将軍家斉(いえなり)の御台所(みだいどころ)茂姫(しげひめ)の輿入(こしい)れから8年。時ならぬ外様薩摩(さつま)からの大奥女中お抱えの報(しら)せに、奥右筆組頭(おくゆうひつくみがしら)立花併右衛門(たちばなへいえもん)は不審を抱いた。禁制の密貿易発覚を恐れる薩摩藩は、併右衛門暗殺に奔(はし)る。護衛役の柊衛悟(ひいらぎえいご)を襲う無敵を誇る示現流(じげんりゅう)の猛者(もさ)たち! 幕政の闇を衝く人気シリーズ、瞠目の第三弾!〈文庫書下ろし〉
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目次
第一章 女の城
第二章 脱藩の忠
第三章 お止め流
第四章 権謀の巣
第五章 大奥の刺客
書誌情報
紙版
発売日
2008年12月12日
ISBN
9784062762373
判型
A6
価格
定価:792円(本体720円)
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2011年07月01日
JDCN
0627623700100011000H
著者紹介
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。'97年小説CLUB新人賞佳作。時代小説を中心に活躍。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目が高まっている。 主なシリーズに、「三田村元八郎」「織江緋之介見参」(徳間文庫)、「勘定吟味役異聞」(光文社文庫)などがある。講談社文庫では、抜群の読み応えと好評を博した『密封』『国禁』に続き、本書が「奥右筆秘帳」シリーズ第三弾。府下で歯科医院を開業する歯科医でもある。