男が女を感じる瞬間

男が女を感じる瞬間

オトコガオンナヲカンジルトキ

女性が感動的に美しく見える一瞬とは

異国の街角で出会った、忘れられぬ女性たちの魅力と人生。
男のこころを魅了する女の力とは何か。女はどのような瞬間に美しく煌めくのか。オスロ、リスボン、バルセロナ、ニューヨーク……異国の街角で出会い、こころに焼きついた女性たちの肖像と残像を描く21章。「バイカル号」で出会った美しく陰翳のあるロシア女性を主人公にした小説も特別掲載!

<著者のことば>
パトリオート。ぼくはこの単語のひびきが好きです。辞書を引いてみると、<愛国者>と出ている。なんとなく堅苦しい感じです。でも、女性の魅力というものは、ただ優しげで、情感がこぼれるようで、というだけのものではないので、女の人のカリッとしたしんの強さが何ともいえず男の気持ちを惹きつける、という場合もあるのです。そんな例のひとつが、アイノというフィンランドの女性との出会いでした。


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書誌情報

紙版

発売日

2005年12月21日

ISBN

9784062782050

判型

新書

価格

定価:922円(本体838円)

ページ数

256ページ

初出

『忘れえぬ女性たち』(集英社・’85年刊)と、『幻の女』(文藝春秋・’68年刊)を纏めなおした。

著者紹介