反教育論 猿の思考から超猿の思考へ

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反教育論 猿の思考から超猿の思考へ

ハンキョウイクロンサルノシコウカラチョウサルノシコウヘ

講談社現代新書

「好き嫌いはいけない」「大人の言うことはきちんと聞きなさい」「基礎が大切」「わがままはダメ」「嘘はつかない」「秘密は持たない」・・・・・・。しつけや教育の現場でよく聞かれるこの言葉。でもそれって本当の事だろうか?注目の精神科医が最近のクライアントの傾向から現代のしつけ、教育の常識に強烈にダメ出しする。人間らしい真の思考を目指すためのヒント。(講談社現代新書)


「好き嫌いはいけない」「大人の言うことはきちんと聞きなさい」
「基礎が大切」「わがままはダメ」「嘘はつかない」「秘密は持たない」・・・・・・。
しつけや教育の現場でよく聞かれるこの言葉。でもそれって本当の事だろうか?
精神療法を行う著者のクリニックには、今日も多くの「生きる目的」「何をしたらいいかわからない」「したいことがない」と悩み多くのクライアントが訪れる。
エネルギーが感じられなくて、精神的に「去勢」されたような感じ。
治療の過程で、彼らがそうなった根源を探っていくと、
必ず彼らが受けた「教育」「しつけ」の問題にいきつく。
「自律した人に育ってほしい」と言う一方で、それと反対に「従順なよい子」の振る舞いを期待する大人たち。それに応えようとする子供たち。
そうして育った子供たちが、結局効率的とか合理的な考え方しかできない思考停止人間になっていく。
これっておかしくないか?
注目の精神科医が現代のしつけ、教育の常識に強烈にダメ出しする。人間らしい真の思考を目指すためのヒント。


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目次

第1章 真の思考とは何か
第2章 われわれの内なるオオカミとサル
第3章 「教育」に潜む根本的問題
第4章 「正しい子育て」が子供をダメにする
第5章 超猿の思考

書誌情報

紙版

発売日

2013年02月15日

ISBN

9784062881951

判型

新書

価格

定価:990円(本体900円)

通巻番号

2195

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2013年03月22日

JDCN

0628819500100011000J

著者紹介

著: 泉谷 閑示(イズミヤ カンジ)

1962年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。精神科医。 大学時代に音楽理論や作曲法の個人教授を受ける。東京医科歯科大学医学部附属病院、財団法人神経研究所附属晴和病院等に勤務したのち渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。同時に、パリ日本人学校教育相談員を務めた。 帰国後、新宿サザンスクエアクリニック院長等を経て、現在、精神療法を専門とする泉谷クリニック(東京・広尾)院長。また、舞台演出や作曲家としての活動も行っており、「横手市民歌」等の作品がある。 学会・カルチャーセンター等での講演を多数行っており、短大・専門学校等では精神医学や心理学の講座の講師を担当。最近は、一般向けの啓蒙活動として〈対話塾〉〈トークセミナー〉等を開催している。 TVでは『Q~わたしの思考探究』(NHK教育)、『みんなでニホンGO!』(NHK総合)等に出演。 著書に『「普通がいい」という病』(講談社現代新書)、『「私」を生きるための言葉』(研究社)、『こころをひらく対話術』(ソフトバンク クリエイティブ)、『クスリに頼らなくても「うつ」は治る』(ダイヤモンド社)がある。

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