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悪酒の時代/猫のことなど 梅崎春生随筆集
アクシュノジダイネコノコトナドウメザキハルオズイヒツシュウ
- 著: 梅崎 春生

『桜島』『日の果て』『幻化』など、戦後派を代表し
生と死を見つめ続けた梅崎春生。
多くの作家や読者を惹きつけやまない、その自由な精神、
人生や社会への深い洞察とユーモアとアイロニー。
鬱々とした戦時の記憶を奥に潜ませながら、
内なる孤独と向き合った作家の日常への思い。
人に優しく、酒におぼれた梅崎春生の名随筆集。
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書誌情報
紙版
発売日
2015年11月11日
ISBN
9784062902908
判型
A6
価格
定価:2,420円(本体2,200円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は、1974年五月書房刊『梅崎春生随筆集』(1957年現代社刊『馬のあくび』が原本となっています。)を底本としました。
著者紹介
梅崎春生(1915.2.15~1965.7.19) 小説家。福岡県生まれ。東京帝国大学文学部国文科在学中に「風宴」が「早稲田文学」に掲載される。太平洋戦争での軍隊生活を経て、戦後『桜島』を始めとした小説を次々に発表し、第一次戦後派と呼ばれる。54年「ボロ屋の春秋」で第32回直木賞、「砂時計」で第二回新潮社文学賞、64年「狂い凧」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。著書に『日の果て』『幻化』他多数がある。