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新装版 七回死んだ男
シンソウバンナナカイシンダオトコ
- 著: 西澤 保彦

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。祖父を救うため久太郎はあらゆる手を尽くすが――鮮やかな結末で読書界を驚愕させたSF本格ミステリの金字塔!
高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。祖父を救うため久太郎はあらゆる手を尽くすが……
――鮮やかな結末で読書界を驚愕させたSF本格ミステリの金字塔!
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目次
とりあえず事件のさわりだけでも
主人公は設定を説明する
登場人物たちが一堂に会す
不穏な空気はさらに高まる
そして事件は起きる
やっぱり事件は起きる
しつこく事件は起きる
まだまだ事件は起きる
それでも事件は起きる
嫌でも事件は起きる
事件は最後にあがく
そして誰も死ななかったりする
事件は逆襲する
螺旋を抜ける時
時の螺旋は終わらない
あとがき
文庫版あとがき
新装版あとがき
解説 北上次郎
新装版解説 蔓葉信博
書誌情報
紙版
発売日
2017年09月13日
ISBN
9784062937665
判型
A6
価格
定価:858円(本体780円)
ページ数
400ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年09月15日
JDCN
06A0000000000007333V
初出
本書は、1995年10月に講談社ノベルスより刊行され、1998年10月に文庫化された『七回死んだ男』の新装版です。
著者紹介
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業後、高知大学助手などを経て執筆活動に入る。『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、’95年『解体諸因』でデビュー。近著に、『回想のぬいぐるみ警部』『悪魔を憐れむ』『探偵が腕貫を外すとき』など。