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「香り」の科学 匂いの正体からその効能まで
カオリノカガクニオイノショウタイカラソノコウノウマデ
- 著: 平山 令明

人類は何千年も前から香料を利用してきましたが、じつは「匂い」を感じるメカニズムや、その正体が何かということについては、長い間謎に包まれていました。自然にはどんな香りが存在するのか?人は新しい香りをどのように作りだしてきたのか?アロマテラピー、香水、シャンプーや石鹸などの香りは、人体にどのような影響を与えるのか?香りの神秘を最新科学で解き明かします。
人類は何千年も前から香料を利用してきましたが、じつは「匂い」を感じるメカニズムや、その正体が何かということについては、長い間謎に包まれていました。
自然にはどんな香りが存在するのか?
人は新しい香りをどのように作りだしてきたのか?
アロマテラピー、香水、シャンプーや石鹸などの香りは、人体にどのような影響を与えるのか?
香りの神秘を最新科学で解き明かします。
・人類は5000年以上前から香料を使っていた
・香りが記憶をよみがえらせる「プルースト効果」の秘密
・「動物の糞の臭い」と「ジャスミンの香り」はじつは同じ分子!?
・夏目漱石の『三四郎』に登場する香水「ヘリオトロープ」に込められた意味とは?
・人が嗅ぎ分けられる匂いの種類は1兆種類!?
・ラベンダーの香りが血圧を下げる
・香りが引き起こすアレルギーとは!?
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目次
第1章 生活を彩る香り
第2章 自然界から得られるさまざまな香り
第3章 香りを感じる仕組み
第4章 香りをどう表現するか
第5章 香りの分子を突き止める
第6章 香りの分子の化学
第7章 匂いを測る
第8章 天然由来の香りの分子
第9章 天然香料から合成香料へ
第10章 香りの分子の効果と安全性
第11章 快い香りの秘密
書誌情報
紙版
発売日
2017年06月14日
ISBN
9784065020203
判型
新書
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
2020
ページ数
288ページ
シリーズ
ブルーバックス
電子版
発売日
2017年06月23日
JDCN
06A0000000000002416E
著者紹介
1948年、茨城県生まれ。1974年、東京工業大学大学院修了。ロンドン大学博士研究員、協和醗酵工業(株)東京研究所主任研究員、東海大学開発工学部教授、東海大学医学部教授、東海大学糖鎖科学研究所教授を経て、2016年より東海大学先進生命科学研究所所長。理学博士。現在のおもな研究課題は、コンピュータ科学を駆使した、より効果的で、より安全な医薬品の開発。さらに、人間のQOL向上につながる有用物質の探索・創製にも興味を持って研究活動を展開している。著書に『暗記しないで化学入門』『実践 量子化学入門』『熱力学で理解する化学反応のしくみ』『分子レベルで見た薬の働き 第2版』(いずれも講談社ブルーバックス)などがある。