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ねこの町の本屋さん ゆうやけ図書館のなぞ
ネコノマチノホンヤサンユウヤケトショカンノナゾ
クララさんはねこの町に子どものための本屋さんをオープンしたばかり。ある日、犬の村にある図書館では子どもたちが本に夢中になっているとのうわさを聞いて興味しんしん、様子を見に行ってみることに──。どのお仕事にもそれぞれ素敵な「ひみつ」があります。お仕事を通じて誰かを幸せに、さらにその幸せを受け取った人からまた幸せが広がっていく「ねこの町といぬの村シリーズ」第三段は夢いっぱいの本のワンダーランド!
クララさんは、本が大好き。 子どものころから、ひまさえあれば、本を読んでいました。 おやつよりも、おひるねよりも、本を読むのが好きでした。 本のなかには、物語がある。 楽しい物語、おいしい物語、なつかしい物語、むねがどきどきする物語。 悲しいことがあったとき、本をひらけば、なみだはかわく。 うれしいことがあったとき、本をひらけば、もっとうれしくなる。 そんな本のみりょくを子どもたちにつたえたくて、クララさんはねこの町のおもて通りで、本やさんをひらくことにしたのです。 本やさんをひらくことは、クララさんの長年の夢でした。 毎日、大好きな本にかこまれて、しごとができる。 こんなしあわせなことが、ほかにあるでしょうか。 そう思って、わくわくしながら、オープンしたのですが------ (本文より)クララさんはねこの町に子どものための本屋さんをオープンしたばかり。ある日、犬の村にある図書館では子どもたちが本に夢中になっているとのうわさを聞いて興味しんしん、様子を見に行ってみると──。 どのお仕事にもそれぞれ素敵な「ひみつ」があります。お仕事を通じて誰かを幸せに、さらにその幸せを受け取った人からまた幸せが広がっていく、そんな「ねこの町といぬの村シリーズ」第三段は夢いっぱいの本のワンダーランド!(漢字にはすべてルビ)
ⒸRui Kodemari
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書誌情報
紙版
発売日
2018年09月13日
ISBN
9784065127933
判型
A5
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
80ページ
シリーズ
わくわくライブラリー
電子版
発売日
2018年09月12日
JDCN
06A0000000000050822G
著者紹介
著者紹介 刊行趣旨 主な内容 小手鞠るい/小説家、詩人、児童文学作家。 岡山県生れ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。2012年『心の森』が第五十八回全国青少年読書感想文コンクール小学校高学年課題図書に、『きょうから飛べるよ』(岩崎書店)が平成27年長野県課題図書に、『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)が第48回岩手県課題図書に『きつね音楽室のゆうれい』が二八年度埼玉県課題図書に選ばれる。その他小説に、『エンキョリレンアイ』『お菓子の本の旅』『美しい心臓』『アップルソング』『きみの声を聞かせて』『炎の来歴』など多数。
イラストレーター。神奈川県生まれ。中央大学ドイツ文学専攻卒業。 主な作品に 『はるがいったら』飛鳥井千砂著(集英社/装画) 、 『スイートリトルライズ』江國香織著(幻冬舎/装画) 、 『犬にどこまで日本語が理解できるか』日本ペンクラブ編(光文社文庫/装画)、『わたし、猫語がわかるのよ』日本ペンクラブ編(光文社文庫/装画)、『雲のはしご』梨屋アリエ著(岩崎書店/装画・挿絵)、『世界一幸せなゴリラ、イバン』(講談社/装画・挿絵)、『海と山のピアノ』いしいしんじ著 (新潮社/装画)『ソラタとヒナタ』かんのゆうこ著(講談社/装画・挿絵)他多数。