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文芸ピープル 「好き」を仕事にする人々
ブンゲイピープルスキヲシゴトニスルヒトビト
- 著: 辛島 デイヴィッド

著名な賞の受賞、ベストセラー……、日本の現代文学が、いま英語圏で注目されているのはなぜか?
アメリカ、イギリスの翻訳家、編集者、フェス運営者、装幀のデザイナー、書店など、
本作り&文芸に関わる人々=文芸ピープルを取材し、その声と仕事を伝えるルポ・エッセイ!
日本文学が、ここ数年、次々に英訳され、読者を獲得し、そこからまた世界に広く紹介されている。村田沙耶香『コンビニ人間』などベストセラーも生まれ、昨年は柳美里『JR上野駅公園口』が全米図書賞を受賞するなど、読者が広がり、高い評価を受けている。注目されるのは、若い翻訳家や編集者による紹介、独立系の出版社からの刊行、という新しい動きだ。
いま何が起きているのか?
作品はどのように発見され、翻訳出版されているのか?
なぜ女性作家が注目されているのか?
「日本」はいまどのように受け取られているのか?
〈目次〉
1章 英語圏の新世代の翻訳家たちに聞く
2章 新しい「日本文学」を編む編集者たち1ー-『コンビニ人間』が英語圏の読者に届くまで
3章 新しい「日本文学」を編む編集者たち2ー-日本語の原体験と編集の仕事
終章 変化の年
ⒸDavid Karashima
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書誌情報
紙版
発売日
2021年03月31日
ISBN
9784065228289
判型
小B6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
226ページ
電子版
発売日
2021年03月30日
JDCN
06A0000000000293990U
初出
「群像」|1章 英語圏の新世代の翻訳家たちに聞く…2020年6月号「文芸ピープル+ 英語圏で読まれる現代日本文学」、ブリテン諸島出版見聞日記1…2020年2月号「文芸ピープル/ブリテン諸島出版見聞録 前篇」、2・3章 新しい「日本文学」を編む編集者たち1・2…2020年12月号「新しい「日本文学」を編む編集者たち 文芸ピープル++」、ブリテン諸島出版見聞日記2…2020年3月号「文芸ピープル/ブリテン諸島出版見聞録 中篇」 2020年4月号「文芸ピープル/ブリテン諸島出版見聞録 後篇」。以上を、書籍化にあたり、再構成、加筆修正しました。 終章 変化の年…書き下ろし。
収録作品
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作品名初出
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作品名
1章 新世代の翻訳家たちに聞く
初出
『群像』2020年6月号「文芸ピープル+ 英語圏で読まれる現代日本文学」
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作品名
ブリテン諸島出版見聞日記 1
初出
『群像』2020年2月号「文芸ピープル/ブリテン諸島出版見聞録 前篇」
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作品名
2・3章 新しい「日本文学」を編む編集者たち 1・2
初出
『群像』2020年12月号「新しい「日本文学」を編む編集者たち 文芸ピープル++
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作品名
ブリテン諸島出版見聞日記 2
初出
『群像』2020年3月号「文芸ピープル/ブリテン諸島出版見聞録 中篇」
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作品名
no.4の続き
初出
『群像』2020年4月号「文芸ピープル/ブリテン諸島出版見聞録 後篇」
著者紹介
1979年東京都生まれ。作家・翻訳家。現在、早稲田大学国際教養学部准教授。日本文学の英訳や国際的な出版・文芸交流プロジェクトに幅広く携わる。訳書にSnakes and Earrings (金原ひとみ『蛇にピアス』)、Triangle (松浦寿輝 『巴』)、Kutze, Stepp’n on Wheat (いしいしんじ『麦ふみクーツェ』)、著書に『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』(みすず書房)などがある。