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おおあんごう
オオアンゴウ
- 著: 加賀 翔

「かが屋」加賀翔、初小説!
切なく、熱く、優しく紡ぐ、ぼくと家族の物語。
「この父親なのめちゃめちゃたいへんじゃの!」
岡山の田舎の小さな町。
細いゴリラのような父に振り回され、
繊細な心を削られて生きるぼく。
凛とした母、ふんわりしたおばあちゃん、無二の親友。
痛みと悲しみは「笑い」に変わり、いつか「夢」を運んできてくれる。
「なぜか、涼やかな風が吹きとおった。
うつむくと胸もとに、
ビール缶みたいな穴がまんまるく空いていた」
いしいしんじ
「私もこの絶望を知っている。悔しくて恥ずかしくて、それでもまた期待してしまう。そして当然に裏切られる。
少年には憐れみも情けもいらなかった、笑いとなることだけが救いになった。
自然をかき分けて歩き続けた日々を、カエルのぬいぐるみと一緒に抱きしめたい」
吉澤嘉代子
「理不尽な父の言動に早く大人になるしかなかった少年が、生きる。
苦しくて、優しくて、悲しくて、笑えて。
岡山の鮮烈な言葉がざくざく刺さる、とてつもない小説です!」
東 直子
「読みだした時は、相方だからか照れ臭かったのですが、
気付いたらいつの間にか、悲しくなったり、思わず吹き出したり、ムカついたり。
皆、幸せになって欲しいです」
「かが屋」賀屋壮也
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書誌情報
紙版
発売日
2021年11月10日
ISBN
9784065260401
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
178ページ
著者紹介
著: 加賀 翔(カガ ショウ)
1993年、岡山県生まれ。マセキ芸能社所属のお笑い芸人。相方の賀屋壮也と2015年に「かが屋」を結成。「キングオブコント2019」では決勝に進出。ラジオ・バラエティ番組の他、趣味の短歌と自由律俳句のイベントにも出演しマルチに活躍中。