安西水丸が遺した最後の抒情漫画集 陽だまり

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安西水丸が遺した最後の抒情漫画集 陽だまり

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比類なき個性で日本のイラストレーション界をリードし、小説家、絵本作家、漫画家、エッセイスト、翻訳家としても多くの作品を残した異才にして多才の人・安西水丸さんが亡くなって9年が経ちます。いまだに人気は衰えず、2021~22年に世田谷文学館他で開催された展覧会は、コロナ禍にもかかわらず連日行列ができるほどで、没後に刊行された著書は10冊を超えました。
その水丸さんは、晩年、小説現代に読み切り漫画を連載していましたが、急逝されたためシリーズは4本で中断してしまいました。作品は、いまだ伝説となっている水丸さんの漫画デビュー作『青の時代』の流れを汲み、抒情的で独特のエロティシズムに溢れています。
この4本の読み切り漫画に、水丸さんと関係が深かった作家、漫画家、イラストレーターの方々、村上春樹さん、角田光代さん、平松洋子さん、柴門ふみさん、木内達朗さん、信濃八太郎さんの6人に、彼らだけが知る水丸さんの魅力を語ってもらったエッセイを合体させました。
ごくごくシンプルなのに誰にも似ていない。そんな安西水丸さんの魅力を再確認できる一冊です。


Ⓒmizumaru anzai

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書誌情報

紙版

発売日

2023年08月23日

ISBN

9784065304693

判型

A5

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

128ページ

電子版

発売日

2023年08月23日

JDCN

06A0000000000710635C

初出

「陽だまり」…小説現代特別編集「不良読本」March 2008 Vol.1、「アメンボ」…小説現代2009年4月号、「ボートハウス」…小説現代2009年8月号、「冬の客」…小説現代2010年1月号、「安西水丸さんのこと」村上春樹…世田谷文学館友の会会報第60号(2021年12月14日)。以下のエッセイはすべて書き下ろしです。「安西水丸さんについてのエトセトラ」柴門ふみ、「安西水丸さんのイラストレーション」木内達朗、「毒舌と余白」角田光代、「角鉢のなかの風景」平松洋子、「安西先生のこと」信濃八太郎。

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