食客論

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

食客論

ショッカクロン

文芸(単行本)

傍らで食べるもの――それはだれか?
ロラン・バルト、ブリア=サヴァラン、フーリエ、ルキアノス、キケロ、カール・シュミット、ディオゲネス、九鬼周造、北大路魯山人、石原吉郎、ポン・ジュノ、メルヴィル、アーレントらのテクストに潜む、友でも敵でもない曖昧な他者=「食客」。彼らの足跡をたどり、口当たりのよい「歓待」や「共生」という言葉によって覆い隠されている、「寄生」の現実を探究する。

第一章 共生 
第二章 孤食
第三章 口唇
第四章 食客
第五章 海賊
第六章 異人
第七章 味会
第八章 坐辺
第九章 飲食
第十章 寄生(プロローグ)
あとがき


ⒸFutoshi Hoshino

  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2023年03月02日

ISBN

9784065305454

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

272ページ

電子版

発売日

2023年03月01日

JDCN

06A0000000000595235P

初出

第一章から第九章…「食客論」(「群像」2021年5月号~2022年9月号まで隔月連載)、第十章…「パラサイト――やがて来る食客論(パラサイトロジー)のために」(「群像」2020年7月号)を改稿、あとがき…「奇食者のエチカ」(「群像」2018年4月号)を改稿。

著者紹介

著: 星野 太(ホシノ フトシ)

1983年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専攻は美学、表象文化論。 主な著書に『崇高の修辞学』(月曜社、2017年)、『美学のプラクティス』(水声社、2021年)、『崇高のリミナリティ』(フィルムアート社、2022年)。主な訳書にジャン=フランソワ・リオタール『崇高の分析論――カント『判断力批判』についての講義録』(法政大学出版局、2020年)などがある。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT

製品関連情報

  • お知らせ

    『食客論』が「紀伊國屋じんぶん大賞2024 読者と選ぶ人文書ベスト30」第18位にランクインしました!(2023.12.15)