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凍原
トウゲン
- 著: 桜木 紫乃

下を向いても上を向いてもこの町は銀鼠色だ――
17年前、弟を行方不明で失った松崎比呂は、刑事となって釧路に帰ってきた。その直後、釧路湿原で青い目の他殺体が発見される。先輩刑事の片桐周平と捜査を進めると、そこには激動の時代を生き抜いた女の一生が深く関わっていた。
直木賞作家が放つ長編ミステリー、北海道警釧路方面本部シリーズ第1弾!
解説は新直木賞作家の河﨑秋子さん(『ともぐい』)!
24年5月から桜木紫乃、4作連続刊行! 第一弾『凍原』に続き、6月には『氷の轍』、7月『起終点駅(ターミナル)』、8月『霧(ウラル)』と続きます。
ⒸShino Sakuragi
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書誌情報
紙版
発売日
2024年05月15日
ISBN
9784065337837
判型
A6
価格
定価:825円(本体750円)
ページ数
340ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2024年05月15日
JDCN
06A0000000000788150E
初出
この作品は2012年6月に小学館文庫より刊行された『凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂』を加筆修正し改題したものです。
著者紹介
1965年北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞し、2007年同作を収録した単行本『氷平線』でデビュー。2013年『ラブレス』で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞、2020年『家族じまい』で中央公論文芸賞を受賞。ほかの著書に『硝子の葦』『起終点駅(ターミナル)』『霧(ウラル)』『裸の華』『氷の轍』『ふたりぐらし』『緋の河』『ヒロイン』など。