
マイページに作品情報をお届け!
春のほとりで
ハルノホトリデ
- 著: 君嶋 彼方

十代のあなたに会いにいこう。
声を殺して泣いた日も、無理して笑ったあの日も。
ぐっと押し込めた心の痛みを、君嶋彼方は掬いとる。
学校の片隅で紡がれる、青とも春とも限らない日々を描いた連作短編集。
■収録作品
走れ茜色 「俺と同じ人を好きな君。だからこの嘘は、絶対に隠し通す」
樫と黄金桃 「小学生時代の忘れたい過去。あの子だけがそれを知っている」
灰が灰に 「屋上で出会った不良。ある日、彼に屋上に呼び出されーー」
レッドシンドローム 「偶然見つけてしまった親友の裏アカ。一体どうしてこんなこと」
真白のまぼろし 「初めて漫画を描いていると話せた友達。一緒に描こうと決めたのに」
青とは限らない 「唯一心を許せる男友達。男女の友情って成立しないの?」
大人になれば忘れてしまう、全力でもがいたあの日のこと
『君の顔では泣けない』の著者最新作
読むならここから!
ⒸKanata Kimijima
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
走れ茜色
樫と黄金桃
灰が灰に
レッドシンドローム
真白のまぼろし
青とは限らない
書誌情報
紙版
発売日
2024年08月21日
ISBN
9784065363010
判型
四六変型
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
288ページ
電子版
発売日
2024年08月20日
JDCN
06A0000000000824463X
初出
「走れ茜色」…「小説現代」2022年5・6月合併号、「樫と黄金桃」…「小説現代」2022年9月号、「灰が灰に」…「小説現代」2023年4月号、「レッドシンドローム」…「小説現代」2023年8・9月合併号、「真白のまぼろし」…「小説現代」2024年5・6月合併号、「青とは限らない」…書き下ろし。
著者紹介
1989年生まれ。東京都出身。2021年「水平線は回転する」で第12回小説野性時代新人賞を受賞し、同作を改題した『君の顔では泣けない』でデビュー。他の著書に『夜がうたた寝してる間に』。